高齢者の衰弱「フレイル」の予防・回復に向けて

近年、フレイル(衰弱)が問題視されてきております。
これは、加齢とともに、心身の活力(例えば筋力や認知機能など)が低下し、生活機能障害、要介護状態、死亡などの危険性が高くなった状態と定義され、その予防、克服が重要視されてきています。
当院では、食欲低下、摂食量の低下に伴う低栄養、口腔機能低下、嚥下困難への対策、サルコペニア(筋力低下)とこれに伴う転倒、尿失禁、寝たきりの予防、服薬等の悪影響による認知機能低下の予防等について、多職種の専門職による支援を実施しております。
 

摂食嚥下機能の評価

医師の指示により、言語聴覚士、管理栄養士、看護師が直接ベッドサイドで協働で摂食嚥下機能の評価を行います。
 

摂食嚥下機能の評価内容

食事内容、服薬内容・方法、発熱・誤嚥既往・むせの確認、口腔機能、嚥下機能、舌の動き、口唇の動き、頬の動き、軟口蓋の動き、痰のからみ、嗄声、むせ、頭部・肩・腕・手指の動き、構音、呼吸状態、簡易テスト・頚部聴診、食事姿勢、食事介助方法、食器など
 

栄養状態の評価

栄養状態を評価し、食事内容やポジショニング、口腔ケア、摂食嚥下リハビリについての検討を行います。
 

栄養状態の評価内容

カロリー摂取量と必要量、BMI、食事内容、摂取量や食形態、血液検査など
こうした評価に基づき、更に薬剤師や理学療法士、作業療法士などの他職種も加わり、評価・検討を定期的に継続しております。特に食事内容については捕食なども各種取り揃え、その方に最適な内容の提供に努め、予後が懸念されるフレイルやサルコペニアなどへの予防はもとより、その方の持っている免疫力が最大限に引き出せるような内容を心がけた支援を実施しております。